文鳥は見た目の美しさと、かわいらしいフォルムが際立った、鳥さんの中でも人気のあるペットです。
SNSでも可愛らしく愛嬌のある仕草から人気も高まり、『飼ってみたい!』と考えられている方も多いのではないのでしょうか?

よく『文鳥は飼いやすい』と言われ、飼っている身としては『確かに!』と思う反面、『いや大変だな』と思う所や『実際に大変な思いをした』と見聞きした飼う際にデメリットになる部分を、心配性気味な筆者が紹介していこうと思います。
飼ってから困らない為にも、しっかりとデメリットを知ってほしいなと思います。
内容もりもりになってしまいましたが、ご自分やご家族の健康・命に関わる大切な事も多い為、せひ読んでいただければと思います。
思った以上に噛むと痛い

私の経験
よく”くちばしで噛んで、流血する事もある”とは本でも読んで知っていたのですが、我が家の文鳥ルルちゃんは約2か月の雛から飼い始め、最初は学習期という事もあったせいか、手でも足でも首でも、まぶたも嚙んできます(^▽^;) これは結構痛い!
『だめ!』といってはずしますが、家族(旦那、子供)もみんな噛まれています。
でも可愛いので許しちゃうんですが、痛いものは痛い。
また、私は顔にホクロがあるんですが、餌に見える?のか、思いっきりくちばしで摘まれて流血&眉毛も数本抜かれてしまいました (;´・ω・)

貴重なわたしの眉毛が~…(´;ω;`)
この年になるとなかなか生えてこないのに~
まぁ既に描きまくってるからいいんですけどね 笑
噛み方
- カプカプと甘噛み(痛くはない?)
- 小さく噛む(なかなか痛い)
- 噛んでひねる(これまた痛い)
- 嘴を突き刺しグイグイ押す(たまに痛い)

ふふふ☆色んなバリエーションがありますよーぉ

…わーい (´;ω;`)
こんな人は注意
なので、痛みに弱い人や、噛まれて怒ってしまう人にはデメリットになり、飼わない方が良いといえるでしょう。
文鳥はそんな鳥さんです。同居家族で上記のような方がいる場合でも、注意が必要です。
鳴き声がうるさい

飼い主とかわいい文鳥さんとの、コミュニケーションのひとつでもある鳴き声。
世間一般では文鳥は”静か”と言われて人気もある鳥ですが、悲しい事に鳴き声がデメリットとなり、困っている飼い主も後を絶たないのです。
- うるさくて耐えられないのでははないか
- 近隣の迷惑にならないか
上記ような心配をされる方が多いです。
結論
結論から言うと、文鳥の鳴き声の大きさは個体差が激しいです。(静か目の子もいれば、声が大きい子もおり、発情などの影響で途中でうるさく鳴くようになる子もいる)
また文鳥はそもそもが怒りっぽく気性は荒い鳥です。(私はそれが面白く、可愛いいと思えてしまうのですが、攻撃的でデメリットとなってしまう場合も)
- 鳴き声のボリュームが心配
- 体質的に耳からの情報に敏感でストレスを感じやすい
- 同居のご家族にうるさいと感じやすい方がいる場合
- 飼育環境として1部屋しかない(うるさくても逃げられない)
- 家の構造が壁が薄い・鳥の飼育を許されていない
上記の場合は文鳥を飼わない方がいいと思われます。
実際に鳴き声に困っているパターン

文鳥を飼ってから以下の様なお悩みを抱えている方がいます
- 呼び鳴きが最近酷く、在宅ワーク中同じ部屋にいるとストレス
- 早朝に起こされて辛い
- ワンルームだと鳴き声と離れられなくて辛い
- 普段は思わないが病気で寝込んでいる時、呼び鳴きが続き耳に響いて辛かった
- 家族が飼っている文鳥が甲高くずっと鳴き続けるので参っている
このようなお悩みがある様です。
内容を見てみると対策すれば解消できるものもありますが、(別記事も参照)
根本的に鳴き声がストレスになり得る方は飼う事はやめておきましょう。
鳴き声サンプル
どんな鳴き声なの?と気になる方の為に、ルルの鳴き声も動画サンプルとしてUPしてみました!(音ありで聞いてください!)
放鳥時のルルから離れた時の比較的ライトな呼び鳴き1まとまり分(?)です。
すごく焦っているときはもう少し強い声で数倍や離れる時間だけ数まとまり鳴いたりします。
(最後の方のブーンという音は飛んできた音です)ケージに入っていて出してほしい時などはもっとずっと鳴いたりします。
ルルはそこまで鳴き声が大きく無い子だと思うので、参考になるかわからないですが、個体差があるのでもっと強い鳴き声の子もいると思います。それを踏まえた上で聞いてくださいね。
飼う時はペットショップや鳥カフェなどで鳴き声を実際に聞いてみたり、ボリューム・頻度が思っている以上にうるさくても平気くらいの余裕があり、
『どれだけ鳴いても受け止めてあげる!!』という(?)どーんと広い心で責任をもって飼える事が大切です。
鳴き声以外の騒音も
鳴き声以外のケージ内で、エサ入れをガチャガチャしてうるさく、苦情が来ないか?と心配されている方もいました。(こちらは陶器のエサ入れで対処できるとの情報も)

また、設置しているブランコなどがぶつかって、がちゃんがちゃん鳴る場合もあります。
こちらは配置換えで対処できれば大丈夫ですが、そういった音に過敏な方は注意が必要です。
ケージ内で暴れるというお悩みも
- ケージの中で暴れる
- かごに体当たり
- 飛びつく
- バタバタ暴れる
ネットでもこちらの話題をちらほらと見かけます。
ケガをする場合もある為、とても心配になりますよね、理由としてこのようなケースがあるそうです。
- 幼鳥で飼い主へのアピールで暴れる
- 成鳥で慣れたカゴでも、暗闇の中で何かの拍子に恐怖心に煽られ、暴れてしまうケース
- 持病・てんかん持ち・老鳥になり、発作が出るようになったなどのケース
- 衛生状態が悪く害虫による吸血で暴れる場合
1は我が家でもルルが来たなばかりの時にあり、少し変な動きをしていましたが、獣医さんのアドバイスによりアクリルケースからケージへと移すとなくなりました。
稀なケースかもしれませんが、上記の様に病気を持っていたり、暴れたりする可能性もゼロではない為、心づもりが必要です!
鳴き声・騒音でクレームが来る?
また、鳴き声・騒音でクレームが来るか?という心配をされる方も見かけます。
鳥のペット禁止の住宅
まず、鳥を飼ってはいけないアパートなどでの飼育は、近隣や大家さんにも迷惑になりますし、急に出ていかないといけなくなったりと、人間も文鳥も困ることになるので、やめましょう。
許可のある住宅でのクレーム
我が家は一軒家なので、クレームなどの点は安心していますが、許可の出ているマンションやアパートでも、クレームになる程ではなさそうに思えますが、『絶対に大丈夫』とは言えません。
環境に左右されるのでわからないですよね (;´・ω・)
めちゃくちゃ壁が薄くて、お隣さんが地獄耳で、クレーマーだったら完全にアウトな気がします。(^▽^;) なんて大変な環境…

また、多頭飼いする場合は“喧嘩で声がうるさくなる”という場合もある様です。
そもそも『鳴き声』に大丈夫かな?いや無理かな?と気にされる方は、個体差が大きいためデメリットとなり、辞めた方が無難かもしれません。
家が汚れる
文鳥自身はとても綺麗好きで、冬でも常温の水でほぼ毎日、水浴びをしてツルツルな羽毛を維持する位のキレイ好きです。(毎日しない子もいます)本当に見た目も触り心地も、美しい鳥です。

しかしその反面、身の周りは結構汚し放題です😅
汚れる4パターン
- 餌の食べ散らかし
- 放鳥時のフン
- 水浴びの水の飛び散り
- 換羽期(年1〜2回位?)には羽が抜ける・ボリボリ掻いたあとのフケ・脂粉
などが主な汚れで、酷い汚れ方をするのは上2つでしょうか。個人の感じ方により変わってはくるので何とも言えませんが、ケージ周りや、放鳥の際、家の中は汚れます。
その汚れ具合から極度の綺麗好き、潔癖な方には相当なデメリットとなり難しいかなとも感じます。
基本的に犬・猫のような強い匂いは無いものの、汚れが溜まれば臭いが出てくることもありえますし、水分や温度、湿度が必要なのでカビない様、汚れたらしっかりとキレイで清潔な環境にしてあげなくてはいけません。
- ケージ周辺が汚れやすいので、風通しが良く掃除のしやすい場所にケージを設置する
- 餌と水の交換・バードバスの入れ替え
- 毎日綺麗にケージ内外の掃除をする必要がある
- 適宜ケージを丸洗い
環境が悪いと文鳥の機嫌が悪くなったり、酷くなると不調や病気になる恐れがあるので、毎日しっかりお世話する事が必要です。人間と同じですね。
また多頭飼いされる場合は、その分汚れも激しくなってきます。
餌の汚れとは
文鳥の餌は1〜2mmサイズのシード(種)や、ペレット(人口餌)がメインで、様々な種類を混ぜて与えることが多いです。

- 食事の回数は決まっていないので餌を食べる頻度が多い
- 餌入れの中からお気に入りの餌を探すため、くちばしで左右に勢いよく飛び散らかす
- 基本飛び散りはケージの中に落ちるが、対策が無いとケージ外にも沢山飛び散る
- 放鳥時、餌をあげる場合は部屋に同様に汚れる
食べている時もポロポロと殻を落としたり、くちばしに沢山ついていたりと、それも文鳥マニアにはたまらん仕草でもあるのですが、とっても散らかります😅
放鳥時にも餌をあげる場合
放鳥時に餌をあげる行為は、自分の居場所はケージではなく、部屋だと思いこみやすく、あまりおすすめしませんが、オヤツや可愛い姿を見たい誘惑から、あげる方も少なくないと思います。
我が家も例外ではなく、自分の手から食べてくれる可愛さに、いつもシード・ペレット・粟穂・麻の実・フルーツなどをあげています。笑
- 餌入れを激しく探し、撒き散らす
- 餌入れに足から突っ込み、撒き散らす
- 餌入れに着地して、ちゃぶ台返し状態
- フルーツをついばみ、千切れない場合、顔を振るい飛び散らす
- 人間の腕に食べかけを乗せて、少しずつ食べる(服は汚れる)
- 人間の服にくちばしを擦り付けて、汚れを取る(クチバシはキレイに、服は汚れる)
といった感じでやりたい放題!笑 私はそれも半分面白がりつつも、できるだけ片付け、文鳥は床の残りを拾い食いしてます。本能的に、拾い食いが好き(?)な様にもみえます。
しかし床がカーペットだと入り込んで取りにくいです😢
また汚したくない、素敵なお洋服を毎日着ている方も注意が必要です。

フンの汚れ
ケージ内に毎日フン汚れが溜まるのはもちろん、放鳥時にも約10分置きにフンをします。
おすすめの放鳥時間は30〜1時間程度と言われており、放鳥時間にフンの汚れる頻度は比例していくので、上記の時間では約3〜6個はお部屋にフンの落とし物があります。
文鳥のフンはどんなフン?
文鳥さんはカーキ色に白い尿酸という物質がついた、少し水分・粘度がある時と、そうでないポロっとした、匂いはほぼない、大体5mm位?の可愛らしいフンをします。
水気がある時は、布についた瞬間は白やカーキ〜黄色っぽいシミがつきやすいですが、洗濯で綺麗に落ちます。(我が家調べ)

フンは対策で許容できるかどうか
このようなお家だと放鳥時も綺麗を保ちやすいです。
- 床はつるつるのフローリング
- 物や布製品をできるだけ置かない
- 椅子やソファーカバーが合皮などのはじきやすい素材
- フンをしやすい場所は予め対策をしておく
などです。
わが家は真逆の無垢のフローリングにカーペット・布カバーのソファーという、文鳥のフンに相性の悪い環境なので、お掃除もまぁまぁ大変です💦
トイレトレは?
文鳥も賢いので、トイレトレーニングできるのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、小動物は捕食されない為に、いつでも体を軽くしてすぐ飛び立てる様、いらないものは常に排出される仕組みになっており、トイレトレは出来ません。
鳥(インコやアヒルなど)の布オムツもネットでは見たことがありますが、履き心地は悪そうですし、文鳥では見たこともないので、現実的ではないのでは?と思います。
フン対策まとめ
ですので良くとまる場所にはティッシュをひいたり、家電などには養生テープを貼るなど対策をして、糞が落ちたらこまめに拭く!これに尽きます!!
そういえば最近はされなくなりましたが、私や娘はよく肩の辺りもありましたが頭にフンをされる時期がありました😂
(バカにされてたのかな?(;´・ω・))そんな事もあるので、

糞もデメリットとなりますが、許容できるか・出来ないかで飼えるかどうかが決まるのではないでしょうか。
我が家では長時間放鳥する場合もあり、ティッシュ使い放題は環境に悪く感じたので、途中からウエスを作りそれで拭いています。
こちらの記事で紹介しています。
水浴びの水しぶき
上にも書いた通り、文鳥は毎日のように水浴びをする鳥さんです。ケージに取り付けるカバー付きの専用バスも販売されており、我が家も使用してます。
その専用バスを取り付ければ水濡れも最小限で済みますが、入り口からはしぶきが飛ぶので、近くのビニールカバーやアクリルケージなどは、飛び散った部分が乾くと白い痕(水垢?)がつき、汚れが目立ちやすくなります。
また夏場などは放鳥時に水浴びさせると、人間も返り浴びでき少し涼しい反面(?)、周りはびちゃびちゃです。笑 なので深い入れ物やタオルを用意しておくと濡れにくいです。
なお、羽を乾かすときもしぶきが飛んできます。こちらも水なので汚れ、デメリットという程ではないですが。

我が家のルルちゃんは雛のうちはよく、バードバスの中にフンをしてしまっていました💧
なのでその水が飛ぶとちょっとキチャナイですよね😅 最近は無くなったので安心しています。(大人になったからかな?)
すみませんキタナイ話でしたが、他の文鳥ちゃんでもあるかもしれないので例として、、、
換羽の時期がある
健康な文鳥は年に1~2回程『換羽(かんう・とや)』という、羽の抜け替わりの時期がやってきます。
言葉の通り、沢山羽が抜けます。色んなサイズの羽が抜けて、可愛くてついつい記念に残してしまう、文鳥マニアも多いです。
ですが、ただへにゃへにゃになった羽なども多く、ケージ内にたまり、掃除の最中に文鳥が寄ってきて飛ぼうとするものなら、『ぶわっ』と羽やごみが一緒に舞い散ります😅
フケ?脂粉も微量には出る
またフケ・脂粉などは年中出てきます。足の角質?のようなものもたまに剥がれ落ちて、観察しているとルルちゃんそれを食べたりしていて、面白かったです(^▽^;) オカメインコや一部のオウムなどは脂粉という粉が大量に出たりするので、それと比較すると可愛いものなので、私は全然許容範囲でした。
しかし脂粉によりアレルギーを起こす場合もあるそうです。

羽もフケも、小まめに掃除したり、飛び散りの対策なども行えば、少し衛生的になると思いますが、そのような状態がガマンできない方は飼育は難しいでしょう。
鳥アレルギー発症の恐れ
ペットと聞いて、アレルギーを連想される方も少なくないのではないでしょうか?
現代ではアレルギー体質の方も増えています。鳥もアレルゲンが出る例外ではありません。

鳥アレルギーのケース
先ほど説明した脂粉・羽毛・糞からアレルゲンが出て、発症する場合があるとの事。
特に鳥は羽ばたき、飛ぶ際にまき散らしてしまう事もあり、殆どの場合が、飼い始めてからアレルギーに気づくという悲しい事態になっています。
ネット掲示板でも、ご自分や、子供のアレルギー発症により、里親の募集も多く見受けられたので、決して他人事ではない話題です。
アナフィラキシーショックなどが起きてしまうと、危険なのでデメリットどころの騒ぎではなくなってしまいます(´;ω;`)
喘息があったり、アレルギー体質の方、家族・子供などにも注意が必要です。
鳥が原因ではない場合も
また、鳥を飼ってからアレルギー症状が出たからと言って、検査をするまでは本当に鳥が原因とも限りません。実は鳥の飼育のための床材や、ハウスダストが原因になっていたりする場合もあるそうです。
飼う前に検査できると安心
可能であればアレルギー検査を行ってから、飼う方が安心してお迎えする事ができます。
私もこの話題は調べながら知ったので、我が家ではお迎え前には行わなかったのですが、発症したくないですし、掃除を徹底したり、空気清浄機の購入も検討したいと思いました。
また、ダウンコートや羽毛布団、ハトなどによりアレルギーを起こした事がある方は、鳥アレルギーが出てしまう確率が高いそうなので検査を行ったり、諦めた方が良いかもしれません。
鳥を介した病気になる恐れ
当初からウイルスを持っている場合
また文鳥に限らず鳥はウィルス性の人獣共通感染症という『動物からヒトへと感染する病気』を持っている場合があります。
良く外にいる鳩は汚いと言われたり、野鳥は触ったらダメと言われるのはそういった理由です。
しっかりとしたブリーダーさんやペットショップから購入すれば、検査済の場合もあったりとそのようなケースは少ないという話も聞きますが、初心者は判断がつきにくい上に100%大丈夫などとは他の動物でも言えないです。
オウム病(クラミジア)について
鳥の中でも有名なものはオウム病(クラミジア)です。
高熱や倦怠感が起こり、老人・病人・妊婦・をはじめとした免疫低下者がかかると死亡率が高く、とても怖い病気なので注意が必要。
過去に妊婦さんが亡くなるというNEWSもありました。
ですのでご自分が免疫低下している場合では飼い始めるのは、待った方がいいかもしれません。
こちらもデメリットどころか、命の危険もあるので、最初はしっかり検査を受ける方が安心です。

鳥の検査は?

飼う時に、鳥の検査をしておいたらいいのでは?
と思われる方もいらっしゃると思います。鳥さん自体の検査を行い、保菌の場合投薬で菌をなくす治療を行います。しかし検査でも菌が100%検出されるとは限りません。
私が病院で聞いた時は、糞に必ず混ざる訳でもないので、数日分のフンが必要になり、急に病院に行って検査してても、精度が落ちるとの事でした。
検査費用も一万円前後(病院による)です。検査結果まで2週間程かかる場合もあるそうです。
費用や準備が必要な為、受けたい場合はまず電話などで確認をしてから病院に行くようにしましょう。
気軽に使えなくなる物が沢山
文鳥さんを飼うという事は、弱い小動物に合わせた安全な暮らしをする必要があります。
下記リストはやめる、別の部屋のみで使う、かなり注意して使うなどが必要です。

- 調理器具の焦げ付き防止の『テフロン加工・フッ素加工』
- 美容系・医療系・文房具・殺虫剤などのスプレー・塗料・溶剤など
- 金属・鉛・亜鉛などによる中毒
- 猛毒になる人間の食べ物・あげすきてはいけない食べ物など
- 人間の嗜好品『タバコ』『アルコール』
- 換気の際『ロスト』
- 特定の観葉植物・生花
- 鏡・窓への衝突事故
- 扇風機・掃除機・換気扇・調理中の事故
- ビニール・紐・ビーズ・ジェルなど誤飲の事故
などなど、あげるとキリがありません。
テフロン加工の調理器具での空焚き・高温加熱の有毒ガスにより、文鳥だけに限らず、毎年多くのペットの鳥がものの数分で亡くなっているそうです。
またインスタをはじめとしたSNSでも素敵なお花や観葉植物と一緒に文鳥さんが写っているものをよく見かけ、絵になり美しいですが、かじったりしないかと個人的に心配になります。
意外な物で事故につながる事も多いので、厳しい様ですが、無知は罪!飼う前にはしっかり勉強、対策を行ってください。リストには入れませんでしたが、寝返りや踏みつぶしてしまうなどの事故も多いそうです。辛すぎます。
と言いつつも、私も殆どは知っていましたが、深堀すると更に細かい知らない事も出てきたので、勉強になりましたし、世間では知っていても事故は起きているので、私も本当に気を付けたいです。
寿命が長い
寿命が長いのはうれしい事では?メリットでしょう?と思う方もおり、私もそう思っていますが、何せ文鳥はあんなに小さい身体をしているのに、寿命も8年~13年などの長寿もザラな鳥類です。
最長では15年との情報もあります。
可愛いという気持ちのまま、小動物だと1~3年位の寿命だと思い込んで飼ってしまうと、飼い主も文鳥も共に困る事になってしまう事もあるかもしれません。
8~15年のうちに、ご自分のライフスタイルもどのように変化するか想像がつきますか?
独身の方は結婚し、子供も生まれたり、親の介護の必要など、そんな事が出てきた時デメリットとなってしまわないよう、頭に入れてから飼ってほしいなと思います。
ペットホテルの確保
文鳥さんは1泊程度は留守番も可能と言われていますが、それ以上は不安なもの。
1日でも餌が食べられないと死んでしまうと言われる文鳥さんです。
あまり長く預けるのはかわいそうですし、飼い主も心配だと思いますが、しっかりとホテルを確保していると、急な出張・家を空ける用事などの時には安心です。
ペットホテル自体もホテル単体の所もあれば、ペットショップ運営のホテル、動物病院が運営しているホテルなど様々です。
また、ホテル以外にも、シッターさんや、面倒を見あう仲間を探すサイトなども見たことがあります。
細かな事も調べておくと安心です。
(ホテルの利用は事前に病気にかかっていないか等、病院での検査が必要な場合が多いです)
里子に出す
また、『飼えなくなったので里子に出します』という掲示板への書き込みも目にした事があります。
しかし、文鳥にも感情があります。飼い主をパートナーと思い過ごしているペットを、急に里子に出されては深く傷付く事でしょう。その愛の重さも有名な鳥なんです。
もちろんご自分が大病を患い、飼えなくなってしまったなど、止むを得ない理由もあるでしょう。
しかしそのような万が一の事があっても、『実家で見てもらえる』や『療養期間、長期で預かってもらえるペットホテルがある』など飼う前に、出来る限りご自分で預かり場所を確保する事が必要かと思います。
SNSでも『捨てられていたのを発見した』という記事や、鳥を飼えなくなった人が外に放すなどの話題を目にしますが、手乗りの鳥が自然界で生きていける術はなく、カラスや野良猫などに襲われたり餌を取れなかったりと、待ち受けているのは死しかありません。
そのような事になる位だったら、しっかりと責任をもって里親を探す方がいいですが、まずそのような事が無いようにしてほしいと願います。
“鳥”を見られる病院の確保

身体が比較的丈夫と言われる文鳥ですが、小動物は獲物として狙われない為に、不調は隠してしまいます。
よく言われるのは、目に見えて不調がある時にはもう『手遅れ』だと(´;ω;`)ですのでペットに少し不調が出ているだけでも、仕事に行けない位心配になってしまう場合もあるでしょう。そのような事がデメリットと言えるかもしれません。
鳥専門で見られる病院を探しましょう
もしも病気になった時、動物病院で “鳥を専門的に診られる病院” が必要です。

近所に動物病院があったし大丈夫だよね~?
ぜひその動物病院のgoogle mapのクチコミもチェックしてみてください。
『鳥を専門でみてくれます』と言っている方が多ければ少し安心ですが、『鳥を見れると書いてあったのに、実際ちゃんとした対処をしてもらえなかった』などのクチコミがついている場合も注意です。
専門で診られない病院とは
私の経験としてサイトには猫・犬・小動物・鳥などの表記があったにも関わらず、実際に近所の動物病院2件がそのケースでした。
ペットショップのお迎え後に連れて行き、フンの中の菌やそのうなどもチェックしてもらおうかと思っていたので、更に電話もかけると『検査?そんなの普通しないけど、体調悪いの?良いなら普通はしないよ』と笑いながら言われ、いい加減に思えたので、もう一軒かけてみると、いい加減さは感じなかったのですが、質問に対して、明らかに専門ではない対応でした。
google mapのクチコミで鳥のクチコミを探すと、案の定良いものはなかったので、それらの病院に行くことはやめました。
犬・猫でピカイチの腕だったとしても、鳥の実績が少なかったり、鳥はあんまりという事もあるので、『猫・犬・小動物・鳥』と表記があっても注意が必要です。
専門で診られる病院に
なのでルルちゃんは、数駅の距離ではありますが、鳥専門の先生のいる動物病院にお世話になっています。上記で鼻で笑われた(根に持っている)検査にもしっかりと対応してもらえましたよ。
そちらはgoogleのクチコミでも『鳥を専門に診れる』『高評価』が何件もついています(口コミも中にはサクラもあるので、良くチェックしてください。1人の方で沢山のショップに口コミをしている方のものが、比較的本当のクチコミであったりします。)
後々購入したペットショップのスタッフさんも、かかりつけの病院をお勧めしていました。
また、同僚でインコを飼っている方も同じ病院でした。
ですので回りで鳥を飼っている人に確認するのもいい方法です。
こんな場合は注意
また、病院自体が近くにない・万が一の時にすぐ連れて行けない場合は、間に合わない事も考えられます。その場合、鳥の事を考えると、難しいかなと思います。鳥専門医の数も少ないのもデメリットかもしれません。
上でも書いた様に不調を隠してしまうので、連れていくのに時間がかかり過ぎたり、そもそも平日は仕事が休めず病院に連れていけない環境などでは、手遅れになりやすいです。
そのような環境なら、私だったら飼う事は諦めます。
そんな理由から私は上記の”ペットホテル“と”鳥専門の動物病院“は絶対条件でした。無事見つかり、お迎え出来た時は喜びもひとしおでした!
2つがあってもなお心配だった
しかし、お迎えした後も病院やホテルの存在があっても、最初の数か月は毎朝ケージから布を開ける時が ”体調が悪くなってないか” ”落鳥していないか” など恐怖でした。
ですが開けるたび、ブランコで伸びをする可愛いルルちゃんが迎えてくれ、8か月経過した今も元気に過ごしており、最近ではそのような不安もなくなって、毎日元気と癒しをもらえています ^ ^
思っている以上にお金もかかる
そんなかわいい文鳥さんですが、かかるお金は正直可愛いもんではありません (;´・ω・)

ペットが病院にかかると
当たり前ですが、ペットが病院にかかると人間と違い、ご自分で保険などに加入しない場合は実費での支払いが必要です。
まず検診やいくつかの種類の検査を組み合わせて行った場合、数千円~1~2万円程度必要(病院による)
万が一入院・手術となると数万~数十万請求される場合もあります。検査・治療で1~2万とか手術で20万などと聞きます。
文鳥さん自体が安価で売られているので、驚かれる方も多いそうですが、しっかりと貯金をしたり保険などの備えが必要です。
初期費用がかかる
また、お魚などを飼った方は想像しやすいと思いますが、生体価格は安価の数千円でも、初期費用として飼育グッズに数万円かかります。
ケージやヒーター・サーモスタット・UVライト・病院用のキャリーケージ?・雛はアクリルケース・エサ・水入れ・エサ・爪切り・掃除・洗浄用具・おもちゃ等 様々なお世話グッズが必要です。
我が家でも3~4万はかかったのではないでしょうか。
あと少ないとは思いますが、エアコンが無いお家は南国の鳥には厳しいので、冬場ヒーターで大丈夫だったとしても、夏場に暑過ぎるのは厳しいので、エアコンを設置してからお迎えするようにしてください。
更に我が家は一軒家で冬場は結構寒く、日中は仕事で家を空けるので心配で、気温が低くなったり高すぎたりする時にエアコンが自動で入るように設定できる『Nature Remo』というスマートリモコンも更に追加で1万円程かけて導入しました。スマホで遠隔操作もでき、温度湿度も確認できるので安心です。
エアコン代もやはり冬場、夏場は長時間かけているので、以前よりも費用は上がりましたが、人間だけだと我慢しすぎていた面もあったので、人間も快適な家になったので良かったなと思っています。
我が家はつけていないですが、ペットカメラをつけている方もいますよね。色々充実させようと思うとその分お金はかかってきます。ですが可愛いので頑張って働こうという気にもさせてくれる文鳥です。

同じような過ちを起こさないように

コワ~い事・大変そうな沢山のデメリットを紹介したので『やっぱり飼うのやめようかな』という気分になってしまったらゴメンなさい。でも、一度はそれで良いと思います。
動物はどの種類でも可愛いですが、『衝動飼い』はダメ、絶対!です。
我が家も文鳥を飼うのに、3年程悩み、一度諦め(^▽^;) もう一度調べ、条件が整ったので飼うという行動に移せました。子どもが世話をできる責任感が出てきた事や、旦那さんのこだわりの許容なども大きかったです。
書籍は正しい情報源
本で見た情報や病院で聞いたこと、またネットでの困りごとを記事にしましたが、万が一間違った情報がありましたらご一報ください。
世間でも可愛い文鳥の本が沢山出ており、飼い方について専門的に書いてありますので、ぜひ1冊は読んでから飼うかどうか決められる事をお勧めします。(心配症な方は何冊でも読んでください!)
新しくペットを迎え入れる時は念入りに色んな情報を見聞きし、実際に飼っている方やペットショップのスタッフにぜひ質問してみてください。
そして実際に自宅で飼う状況をイメージし大丈夫かどうか、病院やホテル家族の協力などの環境は整っているか、更に8~15年後の未来を想像し、飼う事が決まれば自分も家族も文鳥も、お互いが末永く幸せになって欲しいと願います。
